奈良市の河川敷に女性2人の遺体が遺棄された事件で、三重県警は7日、交際していた女性を殺害したとして、奈良市法蓮町の無職今北享宏容疑者(37)=死体遺棄罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 捜査1課によると、今北容疑者は今年2月9日夜から翌10日未明までの間、伊賀市小田町の2階建て住宅の1階寝室で、この家に住む池田園美さん(当時44)の首を結束バンドで圧迫するなどし、窒息させて殺害した疑いがある。結束バンドは市販品で、今北容疑者が事前に購入したという。 今北容疑者は今年2月10~12日ごろ、名張川の河川敷(奈良市)で、池田さんと長女の大学生莉園さん(当時20)の2人の遺体を遺棄したとして、7月に死体遺棄容疑で逮捕され、その後、死体遺棄罪で起訴されている。 県警は、園美さんが殺害された当時、自宅2階の居室には莉園さんもいたとみて、今北容疑者が莉園さんの死亡にも関与したとみて調べている。 捜査関係者によると、介護関係の会社に勤務していた今北容疑者は、園美さんと仕事を通じて知り合い、約1年にわたって交際していたという。 今北容疑者と園美さん、莉園さんは今年2月9日、一緒にいるところを目撃されている。今北容疑者はこの日、勤務先から休暇を取得していたという。(安田琢典)