同業他社のシステムに不正アクセスして営業秘密を入手したなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、不正アクセス禁止法違反と不正競争防止法違反の疑いで、いずれも埼玉県所沢市の光回線代理店「オフィシャル」の従業員、大山未来容疑者(40)=同市元町=と、向後愛容疑者(38)=同市北有楽町=を逮捕した。調べに対し、いずれも容疑を認めている。サイバー犯罪対策課によると、両容疑者は名簿業者からインターネットプロバイダ「hi-ho」(東京都)の顧客名簿を入手。担当者を装って同社顧客に電話し、生年月日などの個人情報を得たとみられる。得た個人情報を基に同社サイトの顧客個人ページに不正にログインし、契約プランや月額料金などの情報を把握した上で、オフィシャル社へ乗り換えさせる営業活動を展開した疑いがある。一連の行為でhi-ho社からは約2500件の契約が解除されたとみられ、同課は関連を調べる。逮捕容疑は昨年10月3日と今年2月13日、hi-ho社の顧客の個人情報を使って同社の「マイページ」に不正アクセスし、把握した情報を基に「事業者を変更すれば1100円安くなる」と勧誘する営業活動を行ったなどとしている。