警察が保有する個人情報を知人に漏らして賄賂を要求したとして、広島県警は8日、県警高速隊の巡査長、渡辺優人容疑者(28)=同県府中町=を地方公務員法(守秘義務)違反と加重収賄の疑いで逮捕した。 情報を漏らすようそそのかしたとして、知人の男性会社員(29)も同法違反容疑で逮捕した。 渡辺容疑者の逮捕容疑は2023年12月29日ごろ、当時勤務していた海田署の端末で、1人分の名前や住所などの個人情報を入手。情報を男性会社員に漏らした上、25年7月までに複数回、報酬として現金10万円を要求したとされる。県警は2人の認否を明らかにしていない。 県警によると、個人情報は男性の知人が金銭トラブルになっていた相手のもので、男性が渡辺容疑者に情報を調べるよう持ちかけたとみている。 男性が関与する別事件の捜査過程で発覚した。現金が実際に受け渡されたかどうかは確認できていないという。 県警の秋本慎二首席監察官は「誠に遺憾で、県民の皆様に深くおわびする。事実関係を調査の上、厳正に対処する」とのコメントを出した。【西山夏奈】