対向車のライトが重なる「蒸発現象」発生か 岡山東署警部補が事故、過失傷害容疑で書類送検

岡山市で昨年10月、岡山東署の男性警部補(56)の乗用車が歩行者をはねた事故で、対向する車同士のライトが重なり合い、歩行者が見えにくくなる「蒸発現象」が起きていたことが16日、岡山県警への取材で分かった。県警は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで警部補を書類送検した。 県警によると、ドライブレコーダーの映像などから判明した。日本自動車連盟(JAF)岡山支部によると、蒸発現象は夜間の暗い場所やハイビーム使用時などに発生しやすいとされ、ハイ、ロービームの小まめな切り替え、横断歩道の手前での減速といった対策が有効という。 書類送検容疑は昨年10月7日夜、岡山市東区大多羅町の市道で、乗用車を運転中、横断歩道を歩いていた70代女性をはね、頭などに大けがをさせた疑い。女性は一時意識不明の重体となった。県警は警部補を現行犯逮捕し、その後、釈放して任意で捜査していた。

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