貸金庫窃盗容疑の元行員 発覚防ぐため記録残さず時間外に持ち出しか

三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から金品を盗んだとして、元行員の今村由香理容疑者(46)が窃盗容疑で逮捕された事件で、今村容疑者が調べに「貸金庫への入室前にシステムの電源を切った」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、入室記録を残さず、事件の発覚を免れる狙いだったとみて調べている。 警視庁は2020年4月~24年10月、60人以上から金品を盗み、被害は現金10億円以上、金塊など7億円相当以上とみている。今村容疑者は「色々な人に迷惑をかけた」と話しているという。 捜査関係者によると、今村容疑者は主に午後3時以降の営業時間外に犯行を繰り返していたとみられるという。金庫室への入退室はシステム上の記録に残るが、調べに「事前にシステムの電源を切り、記録に残らないようにした」と供述したという。

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