今年も現れた成人の日の“珍走団” 信号無視して交差点で迷惑運転…弁護士が指摘「悪質なら正式起訴ある」

成人の日に集団で暴走するなどの光景は、“荒れる若者”の代表例として、また社会問題として話題になってきた。近年減少傾向にあるなどとも報じられているが、まだまだゼロではないようだ。 1月12日に成人式をおこなった宮城県仙台市では、違法改造車両の取り締まりを実施していた男性警察官の胸を両手で突き飛ばしたとして、男性(19)が職務の執行を妨害した疑いで逮捕された。 SNSでも、各地での成人の日の荒れた様子をうつした画像や動画が複数投稿されていた。 「今年の沖縄の成人式荒れすぎて昭和みたいww」というXでの投稿は、自動車やバイクの集団が爆音を出しながら、大通りの交差点で信号の表示に構わず円を描くように“暴走”している様子を捉えた動画とともに拡散され話題に。 この投稿には「笑えない」「観てるだけで恥ずかしくなる」「時代遅れすぎる」など批判的な意見が多く寄せられていた。動画の車に乗っていた若者がオープン仕様の車で走行中に立ったり高い位置に座っていたことから、「自分たちも危険に晒されているのがわからないのだろうか」といった声もあった。 “暴走する”当事者にとっても周囲の人間にとっても危険な行為に違いないが、具体的にはどのような違反行為に該当するのだろうか。澤井康生弁護士に聞いた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加