三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊を盗んだ疑いで逮捕された元行員が「盗む前に、貸金庫システムの電源を切り記録が残らないようにした」と供述していることがわかりました。 三菱UFJ銀行元行員の今村由香理容疑者（46）は去年9月、貸金庫から客2人の金塊およそ20キロ、時価総額2億6000万円相当を盗んだ疑いが持たれています。 通常、貸金庫に入退室する際システム上の記録に残りますが、今村容疑者は調べに対し「盗む前にシステムの電源を切り、記録が残らないようにした」と供述していることがわかりました。 今村容疑者は盗んだ現金でFX投資などの損失を埋めていたということですが、「高い利益を出すため、海外のFX取引業者を利用した」などとも話しているということです。