「10人の女性に対する9の罪」…元ホークス選手の“仕切り直し”裁判で明らかになった“罪状”

「小学校、中学校、高校とずっと野球に取り組んできました」「(独立リーグで)3年目にプロ野球のソフトバンクからスカウトされて、ホークスに入ることになりました」’25年6月に不同意わいせつの疑いで逮捕された元プロ野球選手は、裁判員裁判で、自身の華やかな経歴を淡々と述べていた。不同意わいせつなど10人の女性に対する9の罪に問われた美嶋隼人(みしま・はやと)被告(44)の裁判員裁判で9月13日に論告求刑が行われた。検察は「いずれも1人で歩いている女性を狙った常習的なもので、犯行態様は極めて悪質」と指摘。懲役18年を求刑した。’08年の育成ドラフト5位で福岡ソフトバンクホークスに入団。『堂上(どううえ)隼人』の名前でキャッチャーとしてプレーした美嶋被告。9月28日から行われた裁判員裁判の内容を振り返る。上は白、下は黒のスポーツウェアで入廷した美嶋被告は身長180cmほど、逮捕されるまでトレーニングを続けていただけあって締まった体つきだった。裁判官に軽くお辞儀をして被告人席に座ると、背筋を伸ばし、やや下のほうに視線を向け、何度もまばたきをしていた。「美嶋被告が逮捕されたのは、’25年6月12日。同年4月に横浜市保土ケ谷区の路上で面識のない女性Aさん(当時18歳)の上半身を触るなどわいせつな行為をした疑いです。昨年10月23日に横浜地裁で開かれた初公判では、帰宅途中のAさんの口をふさいで腹を殴り、『叫んだら殺す』と脅したうえで胸を触ったという起訴事実について、『殴ってしまったことは間違いありませんが、口をふさいだり、叫んだら殺すと言ったり、触ったりはしていません』と一部否認していました。その後、別のわいせつ事件の容疑で再逮捕を繰り返したため、12月3日に予定されていた第2回公判は延期に。あらためて他の9人の女性への罪を問う裁判と併せて、裁判員裁判が開かれることとなったのです」(全国紙社会部記者)被害者は起訴された順にA〜Jさんの10人。みな10〜20代の女性だ。起訴状や冒頭陳述などから明らかになったのは、時には暴力や脅しを使ってでも女性を屈服させようとする卑劣な犯行だった。10件の犯行を発生した順に記すと次のとおりだ。①のFさんの事件以外はすべて’25年2月から6月の4ヵ月間に発生している。

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