「脱税の未納金として現金が必要」などとうそをつき200万円をだまし取ったとして、大阪府警は16日、東京都港区の無職、奥原卓也容疑者(32)を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。奥原容疑者は詐取金の一部を両親に渡していたといい、父の智和容疑者(54)と母の奈緒容疑者(53)=いずれも福岡県古賀市=も組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで逮捕した。 奥原容疑者は詐欺グループのリーダー格とみられ、府警はほかに受け子やかけ子、回収役8人も詐欺容疑で逮捕。全国で同様の手口による詐欺被害は、9月末時点で約7億4000万円の被害が確認されており、関連を調べている。 奥原容疑者の逮捕容疑は7月上旬、何者かと共謀して大阪府内在住の80代女性に電話をかけ、現金がすぐに必要などとうそをつき、現金200万円をだまし取ったとされる。府警は認否を明らかにしていない。 府警特殊詐欺捜査課によると、かけ子役が被害者の息子を名乗り、「株でもうけたが税金を納めていないので脱税になる。追徴課税を払う必要がある」などと言い、受け子に回収させていたという。府警は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)とみてグループの実態解明を進める。【松原隼斗】