【奥田交番襲撃事件】2人殺害の島津慧大被告、DVD証言中に1分間うつむく…検察が「被告人質問」求めるも弁護側は「必要ない」と平行線 差し戻し審

2018年に富山市で警察官と警備員の2人が殺害された奥田交番襲撃事件で、強盗殺人などの罪に問われ、一審から沈黙を続ける元自衛官・島津慧大被告(30)の差し戻し審3日目の公判が富山地裁で行われました。検察側が短時間でも被告人質問を行うよう求めたのに対し、弁護側は島津被告が「誰の質問にも答えない」と意思を示しているとして「必要ない」と主張し、対立しました。強盗殺人など6つの罪に問われているのは立山町の元自衛官・島津慧大被告(30)です。島津被告は2018年6月26日富山市の奥田交番で稲泉健一警視(当時46)を刃物で殺害して拳銃を奪い、その拳銃で奥田小学校の正門前にいた警備員・中村信一さん(当時68)を殺害したとされています。■検察側は短時間でも「被告人質問」求めるこれまでと同様、黒のスーツを着て法廷に姿をみせた島津被告。この日は事件当時、2人を殺害した島津被告に発砲して逮捕した警察官の男性のほか取り押さえの現場となった奥田小学校の当時の校長など一審の証人尋問がDVDで再生され、島津被告は1分ほどうつむく場面もありました。一審から口を閉ざす島津被告に対し、裁判で検察側は短時間でも「被告人質問」を行うよう求めました。■弁護側は意思を確認したうえ「必要ない」これに対し弁護側は、前日の面会で島津被告から「弁護人、検察官、裁判官の質問にはいずれも答えない」という意思を確認したとして「必要ない」と主張しました。被告人質問を行うかどうかは、今後裁判体で協議される予定です。裁判の争点は一審と同じく「強盗殺人罪の成否」「責任能力の程度」そして「量刑」で、今後は島津被告の精神鑑定を行った医師の証人尋問や遺族の意見陳述などが行われる予定で、判決は12月8日に言い渡されます。

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