熊本県は16日、8月に県庁舎に侵入して県管理の現金約70万円を盗んだ疑いで逮捕された県県央広域本部総務部収税第一課の男性主事(30)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。知事部局職員の懲戒処分は本年度初めて。 県によると、主事は8月26日未明に熊本市中央区の県庁舎に侵入し、収税第一課の金庫に保管されていた県税収納金など68万7400円を盗んだ。県警は9月7日に主事を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕。9月18日に起訴された。 県の聞き取りに、主事は「借金返済に窮していた。県民のみなさまに大変申し訳ないことをした」と述べているという。県は県央広域本部長ら上司4人を訓告処分とした。 収税第一課は職員5人が金庫の暗証番号や鍵の保管場所を知り、現金の出し入れができる状態だった。県は再発防止策として、鍵を管理する職員と暗証番号を把握する職員を分け、職員単独では金庫を開けられない運用に改めた。(山本文子)