「見たら削除してください」逮捕された県職員の男が業者側へ入札情報を送信するメールに記載していたことが判明 防災対策工事をめぐる官製談合事件=静岡県

静岡県が発注した防災対策工事をめぐる官製談合事件で、逮捕された県職員の男が業者側に入札情報を伝えたとされるメールに「見たら削除してください」との内容が記載されていたことが分かりました。警察は、この県職員の男が違法性を認識していたとみて調べを進めています。<鈴木康太記者>「午前8時です。山本容疑者を乗せたとみられる車両が袋井警察署から出ていきます」10月16日、官製談合防止法違反などの疑いで送検されたのは、県袋井土木事務所に勤務する57歳の男です。入札妨害の疑いで送検されたのは、いずれも磐田市の建設会社の71歳の役員と63歳の男です。この事件では、2026年2月に行われた川の洪水対策工事をめぐる2件の一般競争入札で、県職員の男が業者側に予定価格を伝え、価格を聞いた建設会社の役員の男らが不正に落札し、公正な入札を妨害した疑いが持たれています。県職員の男は、事務所のパソコン端末から公用のメールアドレスを使い入札情報を業者側に伝えたとみられ、捜査関係者によりますと送信したメールには「見たら削除してください」との記載があったということです。警察は、県職員の男が違法性を認識しながら犯行に及んだとみて、動機や余罪などを含め、調べを進める方針です。<鈴木康友知事>「綱紀の厳正保持を徹底するとともに、再発防止に取り組んでまいります。また、当該職員に対しましては、捜査の状況を踏まえ、厳正に対処しております」県職員の逮捕について、鈴木知事は、16日の定例会見で「大変深刻に受け止めている」と陳謝しました。

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