【パリ時事】フランスのマクロン大統領は18日、国民向けのテレビ演説で、17日の大規模デモに乗じた放火や略奪に「皆が怒りと恥を感じている」と述べ、関与した暴徒を非難した。 一方、当局の許可を得て平和的に抗議行動を展開した高校生、労働者の声に「耳を傾けねばならない」とし、政府の対応を約束した。 AFP通信が伝えた内務省の最新集計によると、逮捕された暴徒は約2400人、負傷した警官は約1000人に上る。マクロン氏は「(デモに紛れ込んだ)極左の反体制分子と多くの犯罪者が暴力の限りを尽くした」と主張し、「国の転覆を画策した者は責任を問われる」と強調した。 デモには全国で推計55万人が参加。高校生は学習環境の改善を求め、労働者は生活費の高騰に悲鳴を上げた。マクロン氏は「懸念は十分理解している」と語り、政府が生徒、教員と協力して問題解決に取り組むと説明したほか、エネルギーの安定確保に向けた外交に努めると訴えた。 首都パリでは18日も暴徒と警官隊の緊張が続いた。左派政党の一部は、警備で失態を演じたとしてヌニェス内相の辞任を要求した。