飲食店経営者から、みかじめ料(用心棒代)を脅し取ったとして、福岡県警と山口県警の合同捜査本部は、特定危険指定暴力団工藤会の傘下組織組員の男(39)=山口市=ら3人を恐喝の疑いで逮捕したと21日発表した。警察は捜査に支障があるとして認否を公表していない。 組員は山口県有数の歓楽街、湯田温泉街(山口市)を拠点としているという。 発表によると、組員は飲食店従業員の男(32)=山口県宇部市=と共謀し、2024年8月中旬の夜、湯田温泉街でラウンジを経営する男性を呼び出し「カスリ(みかじめ料)はどうするん」「払うやろ、他に払うとこあるん」「俺は湯田で一番力持っちょるけえの」などと言って怖がらせ、8月から翌25年6月の間に現金計26万円(月額で3万円相当)を受け取ったというもの。ラウンジは新規出店から間もなかったという。 福岡県警は、工藤会傘下組織が湯田温泉街を縄張りにし、この組員がみかじめ料の徴収を仕切っていたとみている。 このほか、同じラウンジ経営者から店をPRする看板掲載料の名目で17万5千円を脅し取った疑いで、湯田温泉街で飲食店などの「案内所」を営む山口市の男(56)を逮捕した。