「ママ、怖い」娘2人を乗せて時速194キロで飲酒運転…夫は1135人分の嘆願書を提出=韓国

泥酔状態で幼い娘2人を車に乗せ、時速194キロに達する猛スピードで走行し、20代のバイク運転者をはねて死亡させた女の夫が、知人1135人から妻への寛大な処分を求める嘆願書への署名を集め、裁判所に提出したことが分かった。19日に放送されたMBCエブリワンの番組『ヒドゥンアイ』では、今年1月に忠清南道(チュンチョンナムド)の洪城郡洪北邑(ホンソングン・ホンブクウプ)で発生した飲酒運転による死亡事故について、裁判の経過や事故当時の状況が公開された。番組によると、加害運転者Aの夫は、同好会などを通じて知り合った人たちに、妻への寛大な処分を求める嘆願書への署名を依頼した。こうして集めた嘆願書には、計1135人が署名した。しかし、一部の人は事件の詳しい経緯を聞かされないまま、知人に頼まれて署名したという。Aは1月9日午後9時20分ごろ、洪城郡洪北邑で酒に酔った状態で車を運転し、20代のバイク運転者Bさんをはねて死亡させた罪に問われ、起訴された。Aには過去にも飲酒運転で処罰されたことがあった。当時、Aは血中アルコール濃度が0.211%と、運転免許取り消しの基準に達する泥酔状態で、4歳と6歳の娘2人を車に乗せて運転していた。Aは制限速度が時速60キロの道路を時速190キロ前後で走行していた。ドライブレコーダーには、時速194キロで走行する場面も記録されていた。Aの娘は車が発進した時から、母親に「お願いだからゆっくり走って。怖い」と訴えていた。その後も速度が落ちないため、娘たちは「ママ、ゆっくり走って」「怖いよ」と泣き出したが、Aは「静かにして」「じっとしていて」「泣いても構わない」などと言い、暴言を吐くこともあった。Aは信号を無視して走行中、第2車線を走っていた車を見つけ、急いで車線を変更した。その際、第1車線を走っていたBさんのバイクに衝突した。Bさんは車に約100メートル引きずられ、事故当日、外傷性脳出血などで死亡した。配達代行業者を経営していたBさんは結婚を控えており、当時、交際相手の女性と一緒に仕事から帰る途中だった。Aはその後、事故現場から立ち去り、目撃者からの通報を受けた警察がAを追跡して逮捕した。Aは警察の取り調べや裁判で、泥酔していたため事故当時の状況を覚えていないと主張した。また、Bさんが死亡したことには気づかず、逃走する意図もなかったと述べた。7月の一審で、裁判所はAに懲役12年を言い渡し、児童虐待治療プログラム80時間の受講を命じた。検察側とA側はいずれも一審判決を不服として控訴した。Aは8月に始まった控訴審で、一審とは異なり起訴内容を認め、遺族と示談するための時間を与えてほしいと求めた。

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