韓国・マンション騒音トラブルで上階住民を殺害…20代男に懲役25年、求刑上回る判決

【10月25日 KOREA WAVE】韓国・大邱地裁第11刑事部は21日、マンションの上下階の騒音をめぐってトラブルになっていた上階の住民を殺害した20代の男に対し、懲役25年の判決を言い渡した。検察側はこれに先立ち、「反省する態度が見られず、計画的な犯行と考えられる」として懲役20年を求刑していた。市民が陪審員として参加する国民参与裁判で、陪審員7人のうち、5人が懲役30年、2人が懲役25年が妥当との意見を示した。男は2026年5月9日午前10時40分ごろ、大邱市西区の新築マンションのエレベーター内で、上階に住む50代の住民を刃物で約40回刺して殺害したとして、逮捕・起訴された。捜査によると、男は事件当日、就寝中に「ドン」という大きな音と強い振動を感じて目を覚ました。その後、上階の玄関ドアが閉まる音を聞き、刃物を持って被害者が乗っていたエレベーターに乗り込み、犯行に及んだとされる。男は裁判で、犯行当時は心神耗弱状態だったと主張した。しかし、裁判所は「精神病的な水準の被害妄想と判断するには、医学的根拠が十分ではない」として、この主張を退けた。裁判所は量刑理由について「被告は反省せず、被害者にすべての責任を転嫁している」と指摘。「計画的な殺人と判断され、犯行は残虐だ」と説明した。この日の裁判では、男の家族が訴えていた上下階の騒音の実際の発生原因についても、裁判所から質問が相次いだ。問題のマンションでは配管の欠陥が確認されており、騒音や振動を解消するため、圧力タンクの交換作業が実施されていたことが明らかになった。また、男はこのマンションに引っ越す前、一戸建て住宅に住んでいた当時から、近隣住民がドアを強く閉める音などに強い不快感を覚えていたという。家族の法廷での説明などによると、男は普段から音に敏感で、事件が起きたマンションの自室には、数千万ウォン(数百万円規模)をかけて防音ブースまで設置していたという。(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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