【ソウル聯合ニュース】韓国大法院(最高裁)は27日午後2時半から、勾留期限を31日に迎える尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)被告(公判中)の勾留を継続するかどうかを決める審問を行う。 金被告は、現在収監されているソウル南部拘置所からテレビ電話で出席し、特別検察側と弁護側のみが出廷する予定だ。審問の結果は早ければこの日夕方に出ると予想される。 特別検察側は15日、大法院に対し金被告を引き続き勾留する必要があるとして令状の発付を要請した。 金被告は輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与し不当な利益を得た資本市場法違反、尹前大統領と共謀し、政治ブローカーのミョン・テギュン氏から世論調査結果を無償で受け取った政治資金法違反、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から事業への便宜を図るよう依頼され、金品を受け取ったあっせん収賄などの罪で昨年9月に逮捕・起訴された。勾留の期限は今月31日に満了する。 これらの「3大疑惑事件」は今年4月28日に二審判決が言い渡されたが、大法院が世論調査を巡る事件の審理のため、大法院長(最高裁長官)と判事による「全員合議体」に事件を回付したため、上告審の判決が延期された状態だ。 勾留期間の満了までに判決が出るのは難しいとの見方が出ているなか、特別検察側は金被告の釈放を防ぐため、別の事件を審理する上告審に改めて令状発付を要請した。 金被告は3大疑惑事件の二審で、世論調査事件を除き、ドイツ・モーターズの株価操作に関与した罪の一部と旧統一教会からの金品授受が有罪と認められ、懲役4年と罰金5000万ウォン(約600万円)を言い渡された。 一方、世論調査の結果を無償で受け取ったことに関しては、ミョン氏が自身の研究所の営業活動や政治的影響力の拡大を目的として尹前大統領夫妻と事前協議なしに一方的に提供したものだとして、一審・二審ともに無罪となった。 同様の罪で起訴された尹前大統領は一審で有罪判決を受けたが、二審では一転して無罪を言い渡された。全員合議体は、ミョン氏が尹前大統領夫妻のために世論調査を行ったりその結果を提供したりしたことが、政治資金法で禁じられている政治資金の寄付に当たるかどうかを審理している。 金被告はこれらの裁判とは別に、人事などで便宜を図る見返りに高価な貴金属などを受け取ったとしてあっせん収賄罪に問われ、二審で懲役5年を言い渡された。