柔道整復師の資格がないのに施術をして保険金をだまし取ったなどとして、大阪府警は、大阪府池田市の整骨院院長の男(40)=兵庫県明石市=を詐欺容疑で逮捕し、柔道整復師法違反容疑で書類送検したと27日に発表した。 いずれの容疑も認めているという。 交通捜査課によると、院長は2021年2月上旬~26年8月中旬、交通事故にあった患者らに柔道整復師の資格なしで施術を行い、資格がある別人の名前で施術証明書を作成するなどして、保険会社などから、交通事故に絡む保険金や健康保険の療養費など約348万円をだまし取った疑いがある。 実際にはしていない施術についての保険金などを請求していたケースもあったという。 府警は、通院していた大阪府豊中市の男女2人も詐欺幇助(ほうじょ)容疑で書類送検した。院長の不正な請求を認識していたとみている。 25年11月に保険会社から府警に情報提供があり、捜査を開始した。 防犯カメラ映像などで整骨院の出入りを確認したところ、柔道整復師の資格がある人がいないことが判明したという。 また、患者が通院していない日にも施術をしたとして保険金などを請求をしていた疑いも浮上したという。 府警が整骨院の書類などを調べたところ、開業した18年3月から院長が無資格のまま施術をしていたことがわかった。 院長は、開業から26年8月までの8年半で院長が約1億5千万円の保険金などをだまし取ったことを認め、「開院時の借金返済や運営費に充てるためだった」と話しているという。(岡田真実)