新築建てても「完了検査が受けられない⋯」必要書類を偽造か、設計事務所代表(41)を逮捕 押印済み書類を切り貼りコピー→押印済み書類に偽造

住宅を建てる際に取得が必要な書類を、押印された状態に偽造して建築主や業者に提出していたとして、設計事務所の代表の男が逮捕されました。逮捕されたのは、香美市土佐山田町に住む、設計事務所代表の41歳の男です。高知警察署の調べによりますと、男は2025年11月17日から今年4月1日までの間に、新築の建物を建てる前に取得が必要な「確認済証」やその「申請書」を偽造し行使した疑いが持たれています。(有印公文書偽造・行使の疑い)男は、一戸建て住宅を建てるための設計の依頼を受けていましたが、2025年11月17日、検査機関である「高知県建設技術公社」に対し、住宅の設計が建築基準法に適合しているかどうか確認する「確認申請書」を、県の「確認印」を押印された状態に偽造して提出しました。さらに今年4月1日には、建築主と水道工事業者に対し、「高知県建設技術公社」の確認印が押印された「確認申請書」と公社理事長名義の「確認済証」を、それぞれ偽造して提出したということです。2026年5月下旬ごろ、建築主の親族から「完了検査が受けられず困っている」という相談が県に寄せられ、県は6月5日に警察に相談すると同時に男の設計事務所に立ち入り検査しました。すると6月10日、男が高知警察署に出頭してきたということです。その後、偽造された文書が押収されたことや、男の供述などから、警察は男の犯行を特定し、逮捕しました。警察によりますと男は、これまでに押印された書類を切り貼りしてコピーし、押印済みの書類を偽造・作成していたということです。調べに対し男は「文書を偽造して真正な物を装って提出したことに間違いない」と容疑を認めているということです。男をめぐって、警察は、県の別の部署からも、別件で公文書偽造・同行使の疑いがあるという告発を受けていて、男の余罪の有無や、詳しい動機などの捜査が進められています。

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