不動産の購入名目で偽造した健康保険証などを使って金融機関から2340万円を詐取したとして、警視庁国際犯罪対策課は、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで、住所・職業不詳、姫野智正容疑者(48)と東京都目黒区目黒の会社役員、今村浩司容疑者(58)を逮捕した。姫野容疑者は容疑を認め、今村容疑者は「知らないことも含まれている」と一部否認している。国際課は、両容疑者が融資金詐欺グループの指南役だったとみており、同様の手口で、グループが令和5年9月ごろから少なくとも十数件、計約8億円の不正融資に関与したとみて捜査する。逮捕容疑は共謀して令和7年9月~12月ごろ、不正に融資を受け取るため、仲間の男について、噓の収入や勤務先が記載された審査書類や偽造した健康保険証の画像などを金融機関に送信し、融資金2340万円をだまし取ったとしている。国際課によると、融資は神奈川県内の集合住宅の一室を購入する名目で申請していた。融資額は物件の価格より約1000万円高く申請されていたといい、詳しい経緯を調べている。