「少林寺レーシング」で迷惑行為助長か 業務妨害容疑で逮捕、否認

SNSで虚偽の暴走行為を予告し、警察官の業務を妨害したとして、大阪府警は2日、住居・職業不詳の少年(18)を偽計業務妨害容疑で逮捕し、発表した。「事実ではありません」と容疑を否認しているという。 府警は少年が「少林寺レーシング」などと名乗るSNSのアカウントを使用していたとみている。 小中学生らが交番に乗り込んだり、110番通報したりして「ショウリンジじゃー!」と叫ぶなどする迷惑行為が全国で相次ぐ中、府警は今回逮捕した少年のアカウントがそうした行為を助長した可能性があるとみて調べている。 このアカウントには、迷惑行為をした者に「少林寺麗心愚(れいしんぐ)」と書かれたステッカーを渡すという内容の投稿もあったという。 少年課によると、逮捕容疑は9~10月、複数のSNSアカウントで、当日に暴走行為をする予定がなかったにもかかわらず「10月17日 少林寺RIDE」「大阪暴走 木刀、日本刀、爆竹持ってこれる人は持参」と投稿を公開し、府警の警察官に警戒や検問の業務にあたらせたというもの。 少年は10月13日、別の事件に関与した疑いで府内で逮捕されていた。 その捜査の中でSNSで暴走行為の予告を投稿したり、知人に予告は警察を惑わすための虚偽であることを伝えたりしていた疑いがあることがわかったという。■280件確認、50人を検挙・補導 交番で「ショウリンジじゃー!」と叫ぶなどする迷惑行為は、9月25日~10月31日の約1カ月で府内で約280件確認され、これまでに7~16歳の男女50人が検挙・補導されている。 府警は、このうちの多くが、今回逮捕した少年のアカウントに投稿された動画を見てまねをしたものだとみている。 少年のSNSアカウントからは、迷惑行為をポイント表にし、そのポイントの累計でステッカーを渡すなどとする投稿も確認されているという。 府警によると、少年と暴走族との関わりは確認できていないという。 府警は迷惑行為の投稿などはSNSのフォロワーを増やす目的だったとみて調べている。(黒田陸離)

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