旧統一教会総裁の保釈が取り消しに 病院抜け出し教団に出入り

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル高裁は3日、政治資金法違反などの罪に問われ、一審で懲役2年の実刑判決を受けた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告(83)の保釈を取り消した。法曹関係者が明らかにした。 被告に証拠隠滅の恐れがある場合や、裁判所が定めた条件に違反した場合には保釈を取り消すことができると規定されている刑事訴訟法の関連条項によるもので、保釈金も没収される。 高裁は前日の公判で、韓被告が入院中のソウル峨山病院を離れ、ソウル郊外の京畿道加平にある教団施設に通っている事実が確認されたことを受け、保釈取り消しの是非を判断する審問を開いた。 特別検察官側は、意見書を通じ「移動が不自由で視力が低下しているとして病気治療を理由に保釈されたにもかかわらず、1日に往復100キロを頻繁に往来できる程度であれば保釈の必要性はない」と主張し、保釈取り消しを求めた。 一方、韓被告側の弁護人は「保釈決定書にある居住制限は明確に認識していたが、外出制限まで含まれるとは認識していなかった」とし、「通常、外出時に生じる問題を考慮すると事実上外出できる場所は(教団施設の)天正宮しかなく、昼間に休息して戻ってくる外出だった」と釈明した。 高裁は先月19日に韓被告の保釈請求を認めたものの、保釈金2億ウォン(約2350万円)を現金で納めるほか、居住地を現在治療を受けている病院に限定するよう命じた。医療従事者や弁護士、介護者ら以外との接触禁止も条件とした。 韓被告は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権から便宜を受ける目的で尹被告の妻、金建希(キム・ゴンヒ)被告らに金品を贈ったとして、政治資金法違反などの罪で起訴された。元秘書室長や教団元幹部のユン・ヨンホ被告らと共謀し、2022年1月ごろ、尹錫悦被告の元側近で最大野党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)元国会議員(政治資金法違反の罪で実刑確定)に対し、政権による教団への支援を要請して政治資金1億ウォンを渡した罪や、同年3~4月に教団の資金計1億4400万ウォンを同党議員らに供与した罪(いずれも政治資金法違反)に問われた。 また同年7月、呪術師のチョン・ソンベ氏(あっせん収賄罪で実刑確定)を通じて、金被告らにダイヤモンドのネックレスや高級ブランドバッグなどを渡し、教団に便宜を図るよう依頼したとして請託禁止法違反の罪や、教団の資金を横領した罪などにも問われた。 8月の一審で懲役2年が言い渡されたが、判決を不服として9月に控訴した。 韓被告は昨年9月に逮捕され、同11月に勾留の執行停止でいったん釈放されたが、執行停止期間の延長が認められず再収監された。今年3月に再び執行が停止され、病院で治療を受けてきた。勾留の執行停止期間が満了を迎える前に再び保釈請求が認められていた。

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