インドネシア国家警察は3日、プラボウォ大統領らの電話を違法に盗聴した疑いで、前国家警察長官のリスティヨ・シギット・プラボウォ容疑者ら警察幹部3人を逮捕したと発表した。 国家警察によると、3人は昨年から今年にかけて、警察が犯罪捜査に使用する通信傍受システムに、正規の手続きを経ずに大統領らの電話番号を登録し、捜査と無関係に盗聴した疑いがある。 盗聴の対象は政府高官や政治家、報道関係者、市民団体幹部らにも及んでいたという。今年10月に証拠隠滅を図るため、盗聴記録の削除を指示したとされる。 リスティヨ氏はジョコ前大統領の側近として知られ、21年に国家警察長官に就任。約1カ月前に長官を退き、大統領首席補佐官に就任したばかりだった。ユスリル法務・人権・入管担当調整相は3日、盗聴の目的について「現在も捜査中で、明らかにできない」と述べた。【メソト小泉大士】