今年9月、警察を名乗る男から「令状が出ている」などと言われ、30代の男性が捜査名目として現金250万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。警察によりますと、今年9月、山形県酒田市に住む30代の男性のもとに「080」から始まる番号から着信があり、電話の相手は「千葉県警のフルヤ」と名乗る男だったということです。フルヤは『資金洗浄事件(マネーロンダリング)で犯人を逮捕している』『逮捕した者が、あなたが不正に口座を売ったと供述しており、取引の状態を確認するため、お金を振り込んでもらう必要がある』『令状が出ているので今すぐ千葉警察署に来てください』と男性に言いました。■出頭できないと伝えると…男性が遠方のため出頭できないと話すと、今度は『LINEのトークルームの招待を送るのでそちらに入るように』『ビデオ通話で取り調べを行う』と言われ、ビデオ通話で取り調べを受けたということです。通話相手はスーツ姿の男で、警察手帳を示して警視庁の警察官を名乗り、ビデオ通話のまま一人になれるところに移動するよう男性に指示しました。男性が指示通りに自分の車に移動すると、通話相手は「凍結捜査差押許可状」と書かれた令状などを送信して口座内の現金を調べる必要があるなどと説明した上で、男性が保有する口座やその残高を聞いてきたということです。男性は身の潔白を証明するために正直に答えました。すると通話相手から『口座のお金をすべて捜査する必要があるので銀行に移動してください』『移動中もビデオ通話は切らないでください』と言われ、指示通り酒田市内のATMに移動し、指定された口座に現金250万円を振り込みました。■ニセ警察詐欺に注意振り込み後、警察がLINEで捜査の話をすることなどに違和感を覚え110番通報したことで、被害が発覚しました。この被害は、犯人が警察官や検察官などを装って金銭を要求する「ニセ警察詐欺」という手口の特殊詐欺です。