経済産業大臣の承認を受けずに、島根県浜田市からロシアへ中古車合計73台を不正に輸出したとして、浜田海上保安部は4日、韓国籍の貿易業の男を逮捕・送検したと明らかにしました。男は10月に起訴・公判請求されていて、2023年に強化された規制内容での起訴・公判請求は全国初です。外為法違反の罪に問われているのは大阪市浪速区に住む韓国籍で貿易業の男(36)です。男は氏名不詳者と共謀し、経産大臣の承認なく去年9月、浜田市の浜田港福井ふ頭1号岸壁からロシアに向けて、中古車45台、輸出申告価格1億4000万円を不正に輸出したとして今年9月に浜田海上保安部に逮捕されました。さらに去年11月にも同様の手口で中古車28台、申告価格8900万円を不正輸出していたことが分かり先月15日に再逮捕されました。輸出されたのは、ロシアのウクライナ侵攻の制裁による国の輸出規制措置で2023年8月から対象となった1900cc以上のガソリン車やハイブリッド車などです。送検先の松江地方検察庁が10月6日に最初の45台分の逮捕容疑で起訴・公判請求し、この品目によるものは全国初ということです。海保によると、男はロシアのブローカーに指示されて車をオークションサイトで落札し、浜田港でシエラレオネ船籍の貨物船に載せていました。この貨物船の乗組員は全員ロシア人で、韓国行きを装いいったん韓国に入港してからそのままロシアへ向かっていました。おととし11月に不正輸出の情報があり、捜査を進めていたということです。男の認否については、海上保安部は明らかにしていません。