防犯カメラ映像に映るのは、消費者金融の自動契約機で手続きをする男の様子です。免許証を取り出し本人確認を進めますが、突然数人の警察官が部屋に入ってきて、そのまま男を連行していきました。男が使っていたのは偽造の免許証です。情報漏えいが相次ぐ中、こうした偽造免許証などを使った“なりすまし”が増えているといいます。アコム ネットサービスセンターMG・早川昴宏さん:パッと見は本物の免許証と見分けがつかないような、かなり精巧な偽造免許証になっていて、より慎重な確認が必要になっている。大手消費者金融の「アコム」では、不安を抱える利用者に信用情報機関の利用をすすめるほか、免許証以外の情報も含めて本人確認を進めるなど、対策を行っているといいますが、そもそも“なりすまし”を行う人物は、どのようにして偽造免許証を手に入れているのか。調べを進めると、偽造免許証を使うなどしてこれまでに逮捕された容疑者たちの証言に、ある共通点が見えてきました。京都で逮捕された男:インターネットサイトで偽造免許証を作ってもらい、それを会社採用時に必要になったため提出した。兵庫で逮捕された男:インターネットのサイトで業者に発注した。いずれもインターネットサイトを経由して手に入れたというのです。本当にそんなサイトが存在するのか、実際にFNNの取材班が調査したところ、「本物そっくりの運転免許証偽造」と書かれたサイトがみつかりました。サイトには、堂々と「偽造」の文字が記されていたのです。さらに検索すると、運転免許証以外にも“マイナンバーカードを偽造できる”と書かれているサイトや、“なりすまし”について「偽造というよりか、全く他人の身分を奪う方法です」と説明されているサイトもありました。他にも、偽造の精度をアピールするためか、怪しい日本語で「当店のモット!」「業界おそらくNO.1」などのうたい文句がみられました。こうした偽造業者の実態とは。取材班が、その中の1つに連絡を試みるとすぐにメールが返ってきて、メールには「バレることはありません。よろしくお願い申し上げます」と書かれていました。犯罪行為であることを隠し、堂々と偽造を請け負っていることが明らかになりました。その後もやり取りを試みましたが、連絡は途切れてしまいました。