秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」上で不正に入手した他人のクレジットカード情報を共有していたとされる事件で、京都府警サイバー捜査課などが、不正アクセス禁止法と割賦販売法違反の疑いで、新たに男子高校生（17）を逮捕したことが21日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、男子高校生は自作したプログラムで、他人のクレジットカード情報を違法に収集した疑いがあるという。収集したカード情報は数千件に上るとみられる。秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で、他人のカード情報を不正に取得する技術を競うチャットグループに参加していたという。 府警は昨年、このチャットに参加して他人のカード情報を入手し、高級腕時計を購入するなどしたとして横浜市の男ら2人を詐欺などの疑いで逮捕していた。 府警は21日、同チャットを管理する立場だった人物ら複数人を、電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕する方針。