近所に住む夫婦に対し、名誉を害する文書を職場に送ったり、顔写真をばらまいたりする嫌がらせ行為をしたとして、今月21日、長崎県大村市の50代の男女が長崎県迷惑行為等防止条例違反の疑いで逮捕されました。 大村署逮捕されたのは、大村市に住む会社員の男(58)と、その妻で無職の女(52)です。 警察によりますと、おととし10月ごろから去年9月ごろまでの間、2人は共謀し近くに住む男性の職場に「近隣トラブルを抱えているが謝罪はなく、挑発的な態度をとっている」などと名誉を害する内容の文書をFAXで送った疑いが持たれています。 また、男性の妻の顔写真を印刷した紙を家の近くにばらまいた疑いも持たれています。 被害男性からの相談を受け捜査していた警察は、防犯カメラの映像や付近の聞き込みなどから2人の犯行が明らかになったとして、今月21日、2人を長崎県迷惑行為等防止条例違反の容疑で逮捕しました。 調べに対し、2人はFAXを送ったことや写真をばらまいたことは認めていますが「嫌がらせ目的ではない」と話しているということです。 警察は今後、近隣トラブルとなった経緯や、他の嫌がらせ行為がなかったかについて調べる方針です。