〈性交渉はしてますよ〉…判決前日に死亡『ハーレム男』「本誌に語っていた一夫多妻生活」生々しい中身

判決前日の出来事だった。 複数の女性と共同生活を送り『ハーレム男』と呼ばれ、準強制性交罪などで公判中だった元占い師・渋谷博仁被告(76)が1月19日に亡くなったのだ。同日夜10時過ぎ、東京都東大和市の自宅でぐったりしている渋谷被告を同居女性が発見。すぐに病院へ搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。自ら命を絶ったとみられる。 「翌20日には、東京地裁立川支部で判決が言い渡される予定でした。渋谷被告が、準強制性交容疑などで逮捕されたのは’23年2月です。同居していた元妻が自宅に招いた10代の女性に、性的暴行を働こうとしたとされます。渋谷被告は女性にこう語って洗脳しようとしたとか。 『あなたは宇宙人に連れ去られ、皮を剥がされて食べられてしまう。死を回避するには私と性交するしかない』と。当時、渋谷被告は当時の妻や婚姻関係にあった女性8人、子ども3人の合計13人で一夫多妻生活を送っていました。渋谷被告が逮捕された回数は5回にのぼります」(全国紙司法担当記者) 複数の女性との生活とはどんな中身だったのだろう。渋谷被告は執行猶予中だった’07年7月に本誌の取材に応じ、生々しい実態を2時間にわたり明かしていた。渋谷被告の肉声を以下に再録したい(内容は一部修正しています)。 ◆「ここのほうが居心地がいい」 〈いま(取材当時)も10人の女性と暮らしています。昨年(’06年)1月に私が逮捕される前に『騒ぎになるから実家に帰ったら?』と彼女たちを説得したんです。でも釈放されたその年の5月には、『やっぱりここのほうが居心地がいい』とみんな戻ってきてしまった。私みたいなオジサンのどこがいいんでしょうね〉 渋谷被告と暮らしていた女性たちの年齢は20代~50代とバラバラ。当時から洗脳されているのでは、という疑惑があった。 〈マスコミはマインドコントロールしたとか催眠術を使ったとか書いていますが、私にそんな力はありません。検察が女性たちと同居を始めた理由を『カネ集めと性的関係を持つため』としたのを私が認めたのも、世間が納得するだろうと思ったからです。女性たちと暮らす本当の理由は、複雑過ぎて誰も理解できないでしょう〉 生活は女性たちに頼っていたようだ。 〈収入は、女性たちがコンビニやスーパーでバイトをして得ています。彼女たちは朝8時ごろ職場に行きますが、私が起きるのは午前10時ごろです。パンツ一丁で庭の手入れをしたり、壊れた家具を修理したりしてのんびりしていますよ。彼女たちからもらうお小遣いは月に3000円くらいです。理系雑誌を読むのが好きなので『ニュートン』や『子供の科学』を買っています〉 『夜の生活』も旺盛だったという。 〈性交渉はしてますよ。男なら当然でしょう。フフフ……。週に何回かは彼女たちのプライバシーに関わるので教えられません。内容はいたってノーマルです。警察の取り調べで唯一黙秘したのは『誰が一番気に入っているんだ』という質問でした。『それを言ったら他の女性に殺されるので答えない』と言ったら、警察の人も笑っていました〉 被告が亡くなったことで、真相解明が難しくなった『ハーレム男』による性的暴行事件。本誌に語った肉声は、真実を垣間見るための貴重な証言だろう。

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