兵庫県警、公式XでSNSでの誹謗中傷に警告 「正義感基づくものでも刑事・民事上の責任」

兵庫県警は22日、Xの公式アカウントで、交流サイト(SNS)での根拠のない誹謗(ひぼう)中傷をやめるよう訴える投稿をした。県民広報課によると、前県議の竹内英明氏(50)が亡くなったことが明らかになった直後、竹内氏が県警の捜査対象だったとする虚偽の情報が広がったことを受けての対応という。 投稿では「SNSを利用の皆様へ」とタイトルを付け、「推測・憶測で人を傷つけるような書き込みをするのはやめましょう」と呼びかけている。その上で「正義感に基づくものであったとしても、刑事上・民事上の責任が生じる場合があります」と警告している。 竹内氏の死去が報道された19日、SNSや動画投稿サイトなどでは「県警が逮捕する予定だった」「県警が任意で事情を聴いていた」という趣旨の発信が拡散された。村井紀之本部長は20日の県議会警察常任委員会で「事実無根」「虚偽」と否定。県警のトップが公的な場で個別の捜査に言及する異例の対応で注目を集めた。

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