札幌市白石区のアパート居室で7日、住人の女性(40)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された中学生の息子(15)が、札幌市児童相談所の支援対象だったことが9日、関係者への取材で分かった。母親による養育が難しく、児相が介入していたとみられる。以前から母親と息子の間でもめ事が続いていた可能性があり、札幌白石署が殺害に至った経緯を慎重に調べている。 息子は7日、自宅アパートで「母親を殺した」と110番。母親の死因は、首を圧迫されたことによる窒息死だった。同署は、室内から殺害に使ったとみられるひもを押収。母親の首を圧迫し、殺害したとして、殺人容疑で息子を逮捕した。 関係者によると、以前から母親に養育の困難さがあり、札幌市児相は息子について、養育上の支援が必要と判断。今年夏にも母親と息子が口論となり、児相が母親から事情を聴いていたという。