「ようやく収穫の時期を迎えたのに…」一関市の畑でキャベツ数十個盗難 被害を受けた農家に聞く

24日の未明に一関市の畑からキャベツ数十個を盗んだ疑いで、警察は宮城県の60代の男を緊急逮捕しました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、宮城県気仙沼市の無職の男(68)です。千厩警察署によりますと、この男は24日の午前0時30分ごろ、一関市内の畑からキャベツ数十個(時価総額1万数千円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 被害を受けた一関市藤沢の農家に話を聞きました。 (盗られたのはどんなキャベツですか?) 「秋キャベツおよそ10個と、ムラサキキャベツおよそ20個ぐらいです。実は11月ごろから『盗られているのではないか』と思う瞬間が何度かありました」 (逮捕の話を聞いて、どのように思いましたか?) 「秋キャベツなどは、去年の猛暑の中で植え付けをして、乾燥しないようにまめに水やりをするなど、手間暇をかけて育ててきました。そしてようやく収穫の時期を迎えたのに、このようなことになってしまい。心が折れそうです」 (警察からはどのような話を聞きましたか) 「軽トラで畑に来て、一輪車で運び出していたところ、警察に確保されたそうです。近隣でも何度か被害があったので、警察はカメラを設置して様子を見ていたようです」 (男性は盗んだことを認めているようですが、どのようなことを伝えたいですか) 「人が苦労して作ったものなので、こういうことは勘弁していただきたいです」 警察は引き続き、動機や余罪を調べています。

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