去年4月、宮城県美里町で10代の男性をバールで脅し、拳で顔を殴るなどの暴行を加えたとして16歳から20歳の男5人が逮捕された事件で、5人と共謀して犯行に及んだとして、新たに19歳の男が逮捕されました。 暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定で19歳の建設作業員の男です。 警察によりますと、男は去年4月20日、16歳から20歳の男5人と共謀して美里町内の商業施設の駐車場で、面識のある10代の建設作業員の男性をバールなどで脅迫したうえ、拳で顔を殴るなどの暴行を加えた疑いが持たれています。男性はけがをしたものの、命に別状はないということです。 共謀していたとされる5人は既にそれぞれ逮捕・送検されていて、その捜査の過程で男の関与が発覚したということです。 警察は捜査に支障があるとして男の認否やトラブルの有無などを明らかにしていません。 警察は、今回逮捕された男を含め6人が県内を拠点とした匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウのメンバーとみて、ほかにも共犯者がいないかなど調べを進めています。