25日午前、兵庫県高砂市の会社員の男性(52)が「警察官を名乗る人物にだまされて詐欺の被害にあった」と県警高砂署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると24日、男性の携帯に警視庁の警察官を名乗る男から「詐欺事件の犯人を逮捕した。あなた名義のキャッシュカードが不正取引に使われている。あなたに逮捕状が出ており、あなたの口座を凍結する。口座内の資金を調査するので指定口座に送金して」などと電話があった。男性は翌日、加古川市内の金融機関のATMから、指定された口座に50万円を振り込んだ。 男性は電話の後、交流サイト(SNS)でも相手から逮捕状のような書類の写真が送られてきたという。現金を振り込んだ後、インターネット上で類似した手口の記事を見て不審に思い、同署に相談、被害が発覚した。