東京・伊豆大島の海岸に女性の遺骨が遺棄された事件で逮捕された交際相手の男が、「遺体を布団にくるんで、軽トラックで運んで捨てた」などと供述していることが分かりました。 畳店を経営する柳瀬宗達容疑者(45)は、交際相手の高瀬静香さん(37)の遺体を損壊し、伊豆大島の海岸に遺棄した疑いで逮捕され、25日朝に送検されました。 その後の捜査関係者への取材で、柳瀬容疑者が「遺体を布団にくるんで、軽トラックで倉庫の方まで運び、空き地で焼いて海に捨てた」という趣旨の供述をしていることが分かりました。 警視庁は、柳瀬容疑者が仕事で使っていた倉庫の現場検証を行うなど裏付けを進めています。 また、2人は高瀬さんが勤務する飲食店で出会い、約5年前から交際していましたが、事件前にはトラブルがあったとみられています。 柳瀬容疑者の知人は「(最後に会ったのは)忘年会です、(2024年)12月の。別に変わった様子もなく、いつもの宗達の感じ。(柳瀬容疑者が高瀬さんに)誓約書を書かせたらしい、近づくなっていう。高瀬さんときっぱり別れてきたっていう話をしたって」と話しました。 警視庁は、柳瀬容疑者が高瀬さんの死亡の経緯についても知っているとみて調べる方針です。