アメリカのホワイトハウスは24日、トランプ大統領が訴える不法移民の強制送還が本格化していると強調しました。 ホワイトハウスが24日、SNSに投稿した動画には、南部の国境に兵士が派遣されているほか、軍用機が国境の壁周辺を飛行している様子が見られます。 不法移民とみられる人たちが軍用機に乗せられる画像も公開し、「アメリカへの不法入国者は深刻な結果に直面する」とコメントしました。 アメリカ移民・税関捜査局は24日、不法移民593人を逮捕し、449人を拘束して施設に入れたと発表しています。 こうした中、移民に寛容なイリノイ州シカゴ市は「不法移民でも持つ権利」の周知に乗り出しています。 中心部にある駅の電光掲示版には「自分にどういう権利があるのか知りましょう」という不法移民向けのメッセージが表示されていました。 家族が身柄を拘束された場合、どこの施設にいるかを検索できるシステムや、弁護士に無料で相談できる情報などを幅広く提供し、トランプ政権の不法移民政策に反発しています。