2022年7月と8月、岡山県倉敷市の医院で、医師の資格を持たない准看護師に注射等の医療行為をさせたとして、きょう(27日)、医師と准看護師の男2人が逮捕されました。 医師法違反の疑いで逮捕されたのは、岡山県倉敷市に住む医師の男(85)と准看護師の男(53)です。 警察によりますと、医師の男(85)は、自らが院長を務める倉敷市内の医院で、この医院に勤務する准看護師の男(53)と共謀の上、医師の診断がなく、准看護師の男が医師でないにもかかわらず、2022年7月19日と8月12日、患者2人に対し、点滴注射を行う医療行為を行った疑いがもたれています。 警察は2023年4月ごろ、「医師が不在の間に、准看護師が患者に注射などの医療行為を行っている」という情報を入手し、所要の捜査を行って男らの容疑を特定し、逮捕しました。 警察によりますと、医師の男(85)と准看護師の男(53)は親子関係だということです。 調べに対し、医師の男は「事実に間違いない」と容疑を認め、准看護師の男は「医師の父から依頼され、違法だと分かってやった」と容疑を認めているということです。