海外から輸入した鍋にも関わらず「MADE IN JAPAN」や「モノづくりで有名な燕山上の工場で作りました」などと虚偽の広告を表示して販売したとして、燕市の企業の代表を務めている中国籍の女と従業員の男が逮捕されました。 不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、燕市に本社があり、金属製の鍋などの調理器具の販売をしている会社の代表で中国籍の女（37）とその会社の従業員の男（37）の2人です。 警察の調べによりますと、2人は共謀して2023年12月下旬から2024年8月中旬までの間に8回にわたって日本国内で製造されたのものではない蒸し器付きの雪平鍋29個に「日本製」「MADE IN JAPAN」などと虚偽の表示をして新潟県内の卸売業者に対して計5万1678円で販売した疑いがもたれています。 また、インターネットのショッピングサイト上に日本国内で製造されたものではない中華鍋を「モノづくりで有名な燕三条の工場で作りました」などと虚偽の広告を提示して、2024年5月中旬にこのサイトを見て購入を申し込んだ岩手県内に住む40代の男性から中華鍋1個、6280円を販売した疑いがもたれています。 2024年3月ころに市民から「不正競争防止違反に該当しているのではないか」と警察に情報提供があり警察が捜査していました。 調べに対して女は黙秘しています。男は「女の会社では商品が日本製ではないにもかかわらず日本製であるかのような商品説明の表示していたことは知っていたした」と話しているということですが、自身の関与については話していないということです。 警察は2人に余罪があるとみて捜査を続けています。