去年9月、甥になりすまして「会社の後輩を妊娠させてしまったので、お金が必要だ」などと電話したニセ電話詐欺グループのメンバーと共謀して76歳の無職の女性から現金400万円をだまし取ったとして19歳の無職の男が逮捕されました。 男はいわゆる「受け子」だったとみられています。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、横浜市旭区に住む19歳の無職の男です。 19歳の男は、去年9月15日から17日にかけ、甥になりすましたニセ電話詐欺グループのメンバーと共謀して福岡県苅田町に住む76歳の無職の女性から現金400万円をだまし取った疑いが持たれています。 甥になりすましたニセ電話詐欺グループのメンバーは、「会社の後輩を妊娠させてしまったので、お金が必要だ」「現金を至急必要としているので代わりに弁護士の甥っ子が行くので現金を渡してほしい」など電話で76歳の女性に連絡。 逮捕された19歳の男は、弁護士の甥になりすまし北九州市小倉南区の路上で女性から現金を受けとったということです。 女性が自身の甥に直接連絡を取り、事件が発覚したということです。 警察によりますと、19歳の男は去年10月から12月にかけ他の県でいわゆる「受け子」として現金をだまし取った疑いでこれまで3度逮捕されていて、男のスマートフォンや防犯カメラの映像などを調べた結果、今回の事件への関与も浮上したということです。 取り調べに対し、19歳の男は容疑を認めたうえで、「知人から受け子をやるように言われた」「回収に来た人物にお金を渡した」と話しているということです。 警察はニセ電話詐欺グループの他のメンバーの逮捕に向け捜査を進めています。