JR長野駅前で男女3人が刃物で刺され死傷した事件で、警察は容疑者の自宅から2本の包丁や、犯行時のものと特徴が似た服、そして複数のタオルを押収したと発表しました。 22日、JR長野駅前で男女3人が刃物で襲われ、49歳の男性が死亡、男女2人が重軽傷を負いました。 警察はこのうち46歳の女性に対する殺人未遂の疑いで長野市の無職の男(46)を逮捕・送検しました。 警察はきのうからの家宅捜索で、犯行時のものと特徴が似たジャンパー、ズボン、眼鏡、さらに複数のタオルと、包丁2本を押収しました。 包丁が犯行に使われたものかどうかは分かっていません。 容疑者は夕方に徒歩で駅に向かったことが防犯カメラなどの「リレー捜査」で判明。 徒歩で当日中に自宅に戻ったとみられ、犯行の2日後、24日の夕方からは自宅を出入りしていないということです。 また、容疑者は犯行後にあごひげや髪の毛を切った可能性があるとみて捜査しています。 取り調べでは会話は出来ているものの、事件については「分からない」と話し、引き続き黙秘しているということです。