衝撃的なニュースが飛び込んできた。元ベルギー代表のラジャ・ナインゴランが麻薬取引関与の疑いで逮捕されたという。 英『BBC』によると、現地27日朝に行なわれたベルギー全土での一斉捜索で逮捕された容疑者のひとりに、その36歳のMFが含まれていた。 ブリュッセル検察当局は「南米からアントワープ港経由で欧州にコカインを輸入し、ベルギーで再流通させた疑惑に関する捜査だ」と声明を出している。 ナインゴランは昨年6月にインドネシアのクラブを退団し、以降は無所属が続いていたが、1月22日にベルギー2部のロケレン・テムセと今シーズン終了までの契約にサイン。同24日のリールセ戦で新天地デビューを果たすと、いきなり同点ゴールを奪う活躍を披露していた。 キャリアの大半をイタリアで過ごし、セリエAで通算367試合に出場。ローマやインテルなどビッグクラブでも足跡を残した。ベルギー代表としても30試合・6得点の実績を誇るが、規律違反(遅刻や喫煙など)を繰り返すお騒がせフットボーラーという一面も持っていた。 なお、ロケレンはクラブ公式サイトに以下の声明を掲載している。 「クラブはメディアを通じて、ラジャ・ナインゴラン選手が捜査の一環として取り調べを受ける事実を知った。推定無罪を尊重しているため、これ以上はコメントできない」 構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部