唐津市材木町の暴力団関係者の住宅で住人が縛られ、現金を奪われた強盗事件。唐津署は20日の発生から1週間で容疑者逮捕にこぎ着けた。防犯カメラの捜査などから実行役として容疑者(20)を特定し、24日に全国に指名手配していた。同署は別の人物も事件に関与しているとみて捜査している。 住宅は高い塀に囲まれていて、多くの防犯カメラが敷地外から見ても分かるように設置されている。事件は昼間に住人の60代女性が1人でいた時間帯に発生し、男が女性を縛って住宅内に保管されていた現金約740万円を奪い、逃走した。 同署は防犯カメラの映像解析や聞き込みで足取りの捜査などを進め、容疑者が鹿児島県にいると特定した。27日午前0時過ぎ、同県薩摩川内市内で逮捕した。容疑者は勤務先については同県内の建設会社と供述している。女性とは面識がないとみられ、動機や事件の背景も調べている。