高畠町のコンビニエンスストアで去年10月、現金13万円が奪われた強盗事件で、逮捕された37歳の男の初公判が27日、山形地方裁判所米沢支部で開かれ、検察側は被告に懲役5年を求刑し、結審しました。 この事件は高畠町相森の会社員・高橋悠哉被告(37)が去年10月15日未明、高畠町高畠のコンビニエンスストア「ローソン高畠中央店」で、20代の女性店員に対し包丁のようなものを向けて「お金出してください」などと言って脅し、現金13万円を奪ったとして強盗の罪に問われているものです。地裁米沢支部で27日開かれた初公判で、高橋被告は起訴内容を認めた上で、強盗という手段について「白鷹町の郵便局強盗の報道を見て思いついた」と述べました。 検察側は犯行動機について「ヤミ金や父親への借金返済に充てた」と説明。「悪質で計画的犯行」として懲役5年を求刑しました。一方、弁護側は「被害者や自身が傷つかないよう凶器となった包丁の刃の部分を段ボールで作り替えている」「借金の返済に追い込まれていた」として寛大な判決を求めました。 判決は2月19日に言い渡されます。