静岡県磐田市消防団の男が、消火器の売上金約34万円を着服した疑いで逮捕されました。消防団は1月28日の夜に会見を開き、謝罪しました。 <磐田市消防団 門奈良則団長> 「住民の信頼を損ねてしまい心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、磐田市の消防団員の容疑者の男(33)です。警察によりますと、容疑者の男は地域で販売した消火器の売り上げ金約34万円を2023年10月中旬から11月ごろまでの間に着服した疑いが持たれています。 容疑者の男は当時磐田市消防団見付方面隊第1分団の分団長として売上げ金を1人で管理していて、「自分のために使ってしまった」と容疑を認めているということです。 <磐田市消防団 土井雅哉副団長> 「1人のものが、自由に出金してそれも着服できる仕組みになっていたことに管理的な問題があった」 容疑者の男は当時、市から振り込まれる活動費が入る口座の通帳や印鑑なども1人で管理していたということです。関係者によりますと、分団の口座などからは合わせて1000万円近くが使途不明金になっているということです。 <土井雅哉副団長> 「金融機関に照会をかけまして、取引の記録を確認しています。その時にATMから(容疑者の男への)送金状況も確認しています。複数回にわたっての出金状況になっています」 磐田市消防団は今後、再発防止に努めるとしています。