建設現場から銅線ケーブルを窃んだ疑い…160m25万円相当

全国各地で「銅線」が盗まれる被害が相次いでいます。熊本県内でも、建設現場から銅線ケーブルを盗んだ疑いで、建設業の男2人が逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのはいずれも住所不定の建設業の男(21)と男(22)の2人です。 警察によりますと2人は、去年9月2日未明、熊本市中央区の建設現場から銅線ケーブル約160メートル、時価約25万円相当を盗んだ疑いが持たれています。 銅線ケーブルがなくっていることに気付いた建設現場の関係者が被害届を提出し、警察が周辺の防犯カメラなどの捜査から、2人が浮上しました。 警察は、捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。 銅線ケーブルが狙われる背景にあるのが、銅の高騰です。 2025年1月時点の銅1トンあたりの値段は2016年の同じ月に比べて倍以上になっています。 銅線ケーブルが盗まれる被害は全国で相次いでいて、その多くが金属買い取り業者に売却されます。 去年8月には、埼玉県にある業者の男が銅線ケーブル約800キロを盗品と知りながら買い取ったとして、逮捕されています。 28日に逮捕された容疑者2人も、盗んだ銅線ケーブルを金属買い取り業者に売って利益を得ていたとみられています。 ほかにも、熊本市内では同様の被害が確認されており、警察は2人の余罪について捜査しています。

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