なぜ「フジテレビ」は“キャンセル”されたのか…複雑化する社会に広がる「善悪二元論」と「自己正当化の物語」

すべての問題は「善悪の物語」として収れんしていく――。中居正広氏の一連の問題でフジテレビの社長と会長が辞任に追い込まれ、「週刊文春」報道の「一部訂正」が波紋を呼んでいる。かたや斎藤元彦兵庫県知事の疑惑は収まらず、混乱が続く。それらの背景にあるのは「事実の液状化」と「解釈の乱立」だという。SNS全盛時代に世界で同時多発的に起こる現象の真因は何か、作家の橘玲氏が鋭く分析する。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加