9月29日深夜1時半頃、ネオン煌めく東京・新宿歌舞伎町の区役所通り―。男性とキャバ嬢が肩を並べて歩いていた。 そこに突如、大柄のフランス人が割って入り、彼女をナンパし始めた。彼女は無視して通り過ぎる。ところが、そのフランス人が執拗に声をかけ続けるため、男性が止めに入った、その直後。 「ゴンッ!」 通行人が思わず振り返るほどの嫌な音が周囲に響き渡る。両手で突き飛ばされて、道路に頭を強く打ちつけた男性は動かない。そのまま彼が起き上がることはなかった。 「警視庁は、自称フランス国籍のラフォレ・アレクサンドル・マチュー容疑者(33歳)を現行犯で逮捕しました。被害にあった野上明彦さん(67歳)は、急性硬膜下血腫を負い、搬送先の病院で死亡。警察は傷害致死の疑いで捜査を進めています。二人の間に面識はなく、マチュー容疑者は『全く覚えていない』と供述しているそうです」(全国紙社会部記者)