勤務していた医療法人から現金およそ8300万円を横領した疑いで、鹿児島市の会社員の男が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、鹿児島市宇宿3丁目の会社員・仰裕次郎容疑者(40)です。 霧島警察署によりますと、仰容疑者は、霧島市の医療法人美崎会の経理担当として勤務していた2020年4月から21年4月にかけて、法人の金庫から115回にわたって、合わせておよそ8300万円を着服して横領した疑いが持たれています。仰容疑者は、当時法人の現金や預金の管理などを行う経理担当で、金庫の鍵を使える立場でした。 警察の調べに対し、仰容疑者は「着服したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。 美崎会によりますと、仰容疑者は2021年4月で退職しましたが、その後、およそ1億2000万円の使途不明金が発覚したため法人がおととし、刑事告訴していました。警察が余罪などを調べています。