長野駅前の3人殺傷事件です。亡くなった男性の遺族が、長野県警を通じてコメントを発表しました。男性の死を「受け入れ難い」としつつも、300件を超える市民からの情報提供が容疑者逮捕につながったことに感謝の思いがつづられています。 1月22日午後8時過ぎ、JR長野駅前のバスロータリー付近で、男女3人が刃物を持った男に襲われた事件。長野市の会社員丸山浩由さん（49）が死亡し、男女2人が重軽傷を負いました。 事件から9日目の31日、丸山さんの遺族が県警を通じてコメントを発表しました。 新しい年を迎えて早々、1月22日の突然の出来事は、通夜・告別式を終えてもなお、私たち家族にとって現実の事とは受け入れ難いものですが、周囲の皆様からは、故人のために献花・供物等を頂いただけでなく、事件に関する情報をお寄せくださったものと承知しております。 本当にありがとうございました。 私たち家族にとって、周囲の皆様方から頂いた大きく温かなお気持ちは、これからの人生を故人の分まで精一杯前を向いて歩いて行くための勇気となりました。 どうか周囲の皆様方におかれましては、これまでどおり私たち家族に接していただき、私たち家族と一緒に故人を偲んでいただければ幸いです。 事件では、市内の無職・矢口雄資容疑者（46）が、女性に対する殺人未遂の疑いで逮捕されています。 矢口容疑者は、事件について黙秘を続けており、警察が動機の解明を進めています。 事件では、警察が逃走した男の画像を公開し、防犯カメラのリレー捜査と、フリーダイヤルに寄せられた326件の情報が容疑者逮捕につながりました。