岐阜県警組織犯罪対策課と養老署は31日、麻薬特例法違反(規制薬物の譲り渡し)の疑いで、東京都新宿区の無職男性(26)を書類送検した。 書類送検容疑は2022年10月〜23年8月ごろ、覚醒剤のようなもの0・5〜1・5グラムをレターパックで発送し、京都市や滋賀県近江八幡市などの27〜50歳の男女4人に覚醒剤として譲り渡した疑い。 同課によると、男性は22年7月から1年半の間に、交流サイト(SNS)で連絡を取り、同様の手口で全国の千人以上に1グラム5万〜6万円で譲り渡し、4千万円以上を売り上げていたという。男性は覚醒剤の密売人とみられる。 男性は別の事件で県警に逮捕されており、捜査の過程で今回の容疑が浮上。県警は同法違反(業としての覚醒剤譲り渡し)容疑を視野に調べを進める。認否は明らかにしていない。 また同課などは同日、男性から覚醒剤のようなものを覚醒剤として譲り受けたとして、男女4人を同法違反(規制薬物の譲り受け)の疑いで書類送検した。